日々の暮らしや映画・本の感想などを
マイペースに綴っていきたいと思います。
感想文は大体ネタバレしています。
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ひらめき教室 「弱者」のための仕事論
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【佐藤オオキ/松井優征 集英社新書】

amazonで予約してから届くのを心待ちにしていた本。

相思相愛(笑)なお二人の対談は、
良い化学反応を見せてもらっているようで本当に読んでいて心地よい。

実は正直タイトルだけ見たときは、そんなこと言ってもそれは才能ある人の話でしょ、なんて少しヒネたことを思ってしまってました。すみません……それ以上に努力や工夫を凝らして仕事と向き合われている姿が伝わる内容でした。

お二人の優れたバランス感覚と、言葉で伝える引き出しの多さはため息モノ。。このコミュ力は羨ましい。
そしてこんなにアイデアやエネルギーが溢れている一方で『ぬるま湯がいい』と言えてしまうゆる〜い空気。その軟らかさもまた魅力的なのだなあ。


残穢
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【小野不由美 新潮文庫】

小説家である私の元に、ある女性から相談の手紙が届く。
その内容は、夜仕事をしていると背後の開けっ放しの和室から「畳を掃くような音」がするというものだった。さらに翌年、その女性から、和室を振り返ってみると着物の帯のような布が目に入ったと連絡が来た。その話に既視感を覚えた私は、その女性と連絡を取り事象を調べ始めることになる。


石田衣良さんが「面白いけど家に置いておきたくない」と評していて、そんな大げさなと思いましたが、読み終わった直後は本当に本棚に戻したくなかったです。言葉にできない何かが宿っていそうな気がして・・・。

特に序盤が一番怖かったですね。ふとした何気ない違和感の描写が怖い。
その違和感が怪奇現象なのか否か明かされないものもあって、それが想像力を掻き立てられてうわああってなります。

小野さんの本は特殊な閉鎖的環境や土着の文化と結びついた独特の怖さが好きなんですけど、この話は自分もいつか、いやもしかしたらすでに汚染されているのでは?とすごく身近に感じてしまう怖さがありました。

とりあえず読み終わった後にはしばらく何でもない物音が気になってしまうこと請け合い。

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ロボット
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【チャペック 岩波文庫】

ロボットという言葉の語源となったチャペックの戯曲。

1920年代に描かれた作品ですが、内容は驚くほど先進的。
ロボットと言ってもpepper君のような機械ではなく、人間に近い生命体を大量生産し労働を肩代わりさせる世界となっていて、より不気味さと異様さが際立っていました。
奴隷制度の背景などもあり、『人々を労働から解放したかった』というドミンの願いを全否定できないから複雑。。

破滅的なのにどこか美しいラストが胸に残りました。


モルグ街の殺人・黄金虫
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【エドガー・アラン・ポー 新潮文庫】

"林修の世界の名著"という番組で取り上げられていた
『盗まれた手紙』が読みたくて購入。

訳は所々直訳っぽくて若干の読みづらさはあれど、そこまで気にはならずに読めました。
作品中に出てくる探偵役デュパンの行動や言い回しがいちいち鮮烈かつ洗練されていて、二渡警視以来に物語の登場人物にときめきました(笑)

『盗まれた手紙』で羽田圭介さんが取り上げていた小切手のシーンはお気に入りの場面です。


浦沢直樹展に行ってきました
週末は浦沢直樹展に行ってきました〜



旦那さんがファンで私も影響を受けて好きになって読んでいます。
今NHKでやっている漫勉も見てますし。

まずは行く前にお昼を食べよう!ということで、三軒茶屋のパンケーキ屋へ。
『voivoi』というお店なんですが、記事がふわふわ柔らかくて本当に美味しいんです・・!!




お腹も満たされた後、初めて乗る世田谷線⇒超久しぶりの京王線を乗り継いで、世田谷文学館へ到着。
大きな美術館とは違うけど、住宅街の中に溶け込んだ素敵な雰囲気の建物でした。





中に入ると、こちらがお出迎え。



土曜日の午後だったので若干混み合ってしましたが、展示室の中は特に順路は決められていなくて自由に見て回れるのでそこまで窮屈さは感じませんでした。
この美術展の特集をテレビで見ていたので展示内容は知っていました。それでも本当に驚くほどの物量でした。これを全部手で描いてるんだもんなあーと思うと、本当にただただすごいとしか言えない。。
で、代表作の生原稿が数多く展示されていて、これがまたすごくいい場面を展示しているんですよね。あんなのずるいわー、全部買って読みたくなってしまう。

出版された作品だけでなく、浦沢さんの子供時代の落書きとかもありました。
特に面白かったのは、ルーズリーフに描かれた教授の似顔絵。あんなのささっと描けたら楽しいだろうなー。うらやましい。


浦沢直樹さんの作品って電子書籍化されていないんですよね。
あの原稿を見ると紙へのこだわりを感じるので仕方ないのかなと思いつつ、でもいつかされてほしいと願ってしまう。。全部書籍で集めるのはつらいんだよなあああ。